2021.8.3

ポッドキャストで「ひきこもり白書2020」を聞いたことがきっかけで、1冊の本のことを思い出した。「大卒無業女性の憂鬱」という本。図書館で借りたので手元になく、タイトルもあやふやだったけど、ここ数年読んだ本のタイトルはメモしていあったのでわかった。すごく前に読んでいたと思ったけど、2017年だった。この本に書かれている女性たちは、4,50代で親が裕福、将来結婚するんだから女性が働く必要はないと育てられ、就職してもすぐに退職。「家事手伝い」として実家で暮らしている。そして、未婚のまま4,50代になった。親の高齢化で、亡くなった後どうすのかって考えると、ひきこもりと重なる部分があるなと思った。本に書かれていたと思うけど、彼女たちは「家事手伝い」だから、ひきこもりにはカウントされていないはず。久々に読んでみたいけど、今予約枠がいっぱいで予約できない。置いてある図書館は結構遠い。彼女たちどうするのかな。今自分のことどう思っているのかな。後悔している?やり直したい?私は立場は違うけど、後悔しているし、やり直したい。

今週ちょっと、まずいな。

週末本屋で、「家にいるのに帰りたい」というタイトルの本を見つけて、朝仕事行くのに家を出るとき、玄関で「帰りたい」とつぶやいたことを思い出した。その後、いや、まだ家だからっておかしくなった。この本は韓国の本で、生きづらさに焦点を当てて、そんなに頑張らなくていいとか、そのままでいいとか、そう言ってくれるエッセイ。こういう韓国のエッセイが沢山翻訳されている。去年買った「死にたいけど、トッポキは食べたい」と同じ分類だと思う。少し読んでみたけど、見開きカラーでイラストが描かれていて、少し抽象的な言葉で綴られているという作りがあまり好みではないので買わなかった。「死にたいけど、」は、カウンセラーとの対話を書き起こしているのでがっつり文章って感じで好き。抽象的なものよりもう少し具体的なものが読みたい。でもさ、「死にたいけど、」読んでも、編集者だった著者にいいじゃん、やりたい仕事につけてとか、いいじゃん若いんだしとか、自分と比べて文句つけてた。「ないものねだりをしても仕方ないでしょう。現実を受け入れるしかなかったら、とりあえずそうするしか選択肢はないじゃないか。」身もふたももないが、そうなんだよね。それは分かっていても難しい。現実を受け入れるってどうやったらできるんだろう。私はどうして自分がこんな目に合わないといけないんだろう、こんなはずじゃなかったのにと思っている。全部夢だったらいいのにと思う。やり直したいと思う。そう、全然受け入れられていない。全部現実なんだよね。